田舎のスクールカウンセリング

 

私が子供の頃は、今みたいにスクールカウンセラーというシステムがなかった。
もしかしたら都会にはあったのかもしれないが、とりわけ田舎で学童すらなく、多くの子どもが学校まで片道30分以上かけていた地域なのでカウンセラーのカの字もなかった。
現在でも私の地域では臨床心理士じゃなくて学校の先生や市役所の相談員が代行していて、それでまかり通っている。カウンセリングの専門的な知識を持つ人がいないっていうのは、大げさにいったら無資格で医療行為をしているのと同じ意味ではないのか?
そのおかげで、かなりガラパゴス化している。風通しなんてあったもんじゃない。その地域の風土として強く根付いてしまっている。これでなんとかなってきたし、いいでしょ。みたいな。

私が思うにやはり臨床心理士として学んできた人のカウンセリングとと元々教師や公務員のカウンセリングでは根本的に何かが違う。どうしても話の返し方に教師視点・教科書のような視点が垣間見える。