不登校になりやすいタイプとなりやすい時期

真面目な子は不登校になりやすい

 不登校になる子どもっていうのは基本、真面目であることが多いです。

真面目で頑張り屋さんであるゆえに、疲れてしまう。

例えば、勉強が難しく、宿題ができなかった。
どうしよう。怒られる。不安だ。
休もう

明日はみんなの前で発表がある。
うまくできるか自信がない。不安だ。
休もう

こういうとき、真面目な不登校児は自分なりに練習を頑張っていたり、出来る限り勉強に追いつこうと深夜まで宿題をしていたり、陰ですごく頑張っています。
でも仕上げられなかったとき、休んでしまうと、頑張りは誰にも評価されません…。
これ、結構無気力になるんですよね。
途中まででも頑張ろうとしていたことを、だれかが褒めてあげてください。

何度やっても無駄に終わったという経験が積み重なると、なにもする気が起きなくなります。
心理学でいう、「学習性無力感」の出来上がりです。

 

やがて自分に期待が出来なくなる

 この状態が続くと、人間は「どうせやっても無駄だ」という気持ちになって、少し努力すれば出来るはずのことも出来なくなっていくのです。
私はこれがニート・引きこもりにつながると考えています。

 

不登校になりやすい時期

 これは決まって、連休明けです。

  1. GW明け
    これは4月から新学期になり、緊張感もあって頑張っていたものが、連休を挟むことで我慢の糸が切れます。
    夏休みまで連休がないのも憂鬱な気分を誘発しますね。
  2. 夏休み明け
    ここもかなりしんどいです。
    大量の宿題が終わらなかったり、楽しかった夏休みが終わってしまった絶望から行かない子が続出。
  3. 10月・11月ごろ~冬
    連休明けではないですが、寒くなってくる時期も危険ですね。
    朝起きられなくなったり、動きが鈍ります。
    季節性のうつもあるくらいですから、冬というのは家から出たくなくなる時期です。

あと、高校生に多いのが、進学校に合格したはいいものの、勉強についていけないことがつらくなって学校を休みがちになる子。

中学まではわりと学年上位にいた子たちが、進学校へ進んだけどもそこにはもっと頭のいい子たちがいて…。中学時代に培ってきたプライドがへし折られ、思い通りにならない現実、理想の自分と現実の自分のギャップに苦しみ、荒れてしまう子、精神を病む子もいます。

折角進学校に入ったのに、卒業出来なかったら意味がないですからね。このケースは本人が最も悩むことになると思います。